コラム | 第12話 あけおめ

あけましておめでとうございます。

ご挨拶が遅れてしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。

最近の若い人はあけましておめでとうのことをメールでは「あけおめ」とうつそうだ。
ついでに今年もよろしくお願いしますは「ことよろ」になる。

昔から、仲間内だけで通じる言葉や図案は「符丁」と言われて使われてきた。
ミュージシャンなんかが使う業界用語と同じだと思うと腹も立たない。

ただ、言葉遊びは文化のバロメーターなので、単に省略だけではなく、もっとひねったやりとりが欲しいと思う。

江戸の人の言葉遊びには結構面白いものが残っている。
「あいつは酒を飲むと、柄のとれた肥柄杓(こえびしゃく)だ」 というのは手がつけられないという意味だ。

わが心のCOCO

わが心のCOCO

確かに柄のとれた肥柄杓は手がつけられない・・・。

しかし、江戸の言葉遊びとか偉そうに言っておきながら、最初に思いつくのがこれかと思うと我ながら情けなくもある。
東京の人、すみません。

正月そうそうこんなものを挿絵にされても困るので話題を転換。

今年は戌年である。私も犬を飼っているし、とても好きだ。

何よりも従順である。
そして、犬以外に、私の回りに従順なものはいない。

残念ながら・・・。