コラム | 第18話 疑惑

ついにホリエモンはダイエットに成功し、拘置所を出た。
8kgの減量に成功したらしい。

一方、姉歯元建築士は逮捕された。

そこで、私は衝撃的な映像を目にした。
姉歯元建築士の頭は見事に剃り上げられていたのだ。

やられたっ!と思ったのは私だけだろうか。

日本の国が威信をかけて、国会で証人喚問しても「かつら」かどうかわからなかったのだ。

今回の逮捕でやっと真実が明るみに出ると思った矢先に、剃り上げるというこの大胆な行動力。

また、国民は本当のことを知ることはできなかった。
いったい検察は何をしているんだ。

チッキショ―!!

というような崇高な思索に耽りながら近所のスーパーに出向いていった。

掛け布団のシーツを買いに行ったのである。

しかし、こういう買い物は慣れていないのでよくわからない。

どうも、シングル、セミダブル、ダブルというように3つに分かれているらしい。

しかし、4種類の価格がある。
同じ色、同じ素材で同じ商品のラインアップであるのにもかかわらず、なぜ3つではなく、4つの価格設定なんだ。

再度、注意して見てみる。

えーっと、シングル、シングル、シングル、シンダル、シンダル、
セミダブル・・・えっ、シンダルって何?

死んだる?

もう一度、シングルとシンダルを見比べるどうも同じ物らしいのに値段が違う、なぜなんだ、聞いてみるか・・・と思った時、
あー、そうかと納得した。

ミスプリントだ。製品の中身は変わらないのだが、
ミスプリントの分、安くしてあるのだ。

私は早速、安い方を手にしてレジに向かった。

さぁ、女房に『死んだる』のシーツ買って帰えろーっと。